選択性緘黙を治すブログ

娘の選択性緘黙を治すブログ

ピアノ教室で発話

今日、娘がピアノ教室で発話出来たらしい。

ピアノ教室は、本人希望で通い始めて、今日で3回目。1回目は全くピアノも弾かず、会話も出来ずに終了。2回目は、少し表情は緩んだものの、状況変わらず。

そして今日が3回目。行く前に、妻から、「今日、先生のお話しに答えられなかったら怒るからね。」とプレッシャーをかけたらしく、それが奏功して、発話出来た模様。

緘黙の子に対して発話を強要するのは本人のプレッシャーになるので、教科書的には推奨されないが、ちょっとした背景がある。娘が幼稚園で少しずつ小声で「おはよう。」だけ発話出来るようになっているとの事。先生が「おはよう、と言わないと教室に入れません。」と挨拶する事を促した結果、毎朝、小声で「おはよう。」が言えるようになったらしい。娘は、追い込まれる事で発話の殻を破りつつあるのかも知れない。これにヒントを得て、妻は娘にプレッシャーを与えた。

結果的に、ピアノ教室で普段の音量で発話出来て、終始、ピアノを弾いたり受け答えをしたり出来たようだ。妻も驚いていた。

夜、寝る前に、僕から娘に、ピアノ教室はどうだったか聞いてみた。娘は、最初は緊張したけど、お話しができた事、そして先生とお話しした事が楽しかった事を教えてくれた。それを聞いて、僕は本当に嬉しかった。

次回のピアノ教室は、どのように臨むかはわからないが、今回のように楽しんでくれたら良いと願っている。